『英単語の語源図鑑』
こんにちは、すずです!
今回は『英単語の語源図鑑』をご紹介していきたいと思います。
今では続編も出ていて、書店でも大きく取り上げられているところが多いので見たことがある方も多いのではないかと思います。
『最も効率的な英単語の覚え方は、語源学習によるものである』
(英単語の語源図鑑、「はじめに」より)
最も効率的な英単語の覚え方?!
それ知りたい!!
ということで、今日はこの本のいう語源って何?というところから、どうやってこの本を使っていくかをお話ししていきたいと思います。
語源で単語力大幅アップ!
著者の清水建二氏によると『語源の力によって1万語レベルの語彙が身につく』とのことです。1万語とは「英字新聞や雑誌を不自由なく読めるレベル。」これは東大の入試レベルが6,000語と言われていることを考えるととてもレベルが高いですよね。
(初心者の方は2,000語レベルを目指すといいと、以前の記事で書いたことがあります)
すずも大学時代、ボキャブラリーの教科書を使って語源の勉強をしたことがあります。
この教科書だったと思いますが、ペーパーバックで、字も小さくて、説明書きも全部英語の教科書だったので、最後までこなすのが大変だった記憶が・・・
1982年刊行Σ(゜゜)!!
難しかった思い出がありますが、でも確かにすずもこのとき語源を勉強していたからこそ、その後の語彙力がアップしたと今では感じています。
そもそも語源って??
1つ1つの単語を地道に覚えることは、時間もかかるしつながりがないものをバラバラと暗記するだけなのでとても難しい作業です。でもその単語をちょっと分解して、その単語を構成している語源を少し覚えると、『初めて見る単語でも、スペルを見れば「なんとなく」意味が見えてくる』んです!
もちろん全ての単語が語源だけで全部理解できるわけではないですが、でもそれで少しでもその単語の意味がイメージできたら、それって、英単語に毎回頭を悩ませている人にしてみたら、魔法のようではないですか??
例えばattractionという英単語。
これをこのままではなく、英単語を分解して見ていきます。
<語源>
at:〜の方へ
tract:引く
ion:名詞を作る
意味:〜の方へ引く→引きつける、魅惑する
という感じです。
attractという単語の意味がとっさにわからなくても、〜の方へ引く、という感じなんだな、とわかるだけで、なんとなく文の意味がわかったりするのです!
おすすめ使い方
この本には接頭辞と呼ばれる単語の頭につくものを12個が紹介され、それに語幹と呼ばれる単語の中心となるものが103個掛け合わされています。
全ての単語を一ページ目から順に覚えていこうとするとこの本の良さが半減してしまうと思うので、すずのおすすめはやはり12個の接頭語はイラストを使いながらでも、まずなんとなくでも、イメージできるようにしておくことだと思います。
この12個はとてもよく出てくるものなので、本にある全ての語幹や単語は覚えられなくても、12個の接頭辞だけでも把握しておくと、単語レベルがグンとアップします!!
そしてその後余裕が出てきたら、語幹も含めた単語(約1000単語)を接頭辞や語幹を感じながら1つずつ確認し、知らない単語も接頭辞と語幹+イラストでイメージを膨らませながら覚えていきましょう。
(単語レベルが難しすぎたら辞書のように使うのもアリだと思います!図鑑なので!笑)
まとめ
無機質に単語をバラバラと覚えるよりも、単語を分解して接頭辞、語幹、接尾辞から単語の全体の意味を想像する覚え方の方が、覚えやすいし忘れにくいと思います。この本はそんな語源の楽しさを、イラストつきでまとめてくださっているので、語源への第一歩を踏み出すのにはとてもいい本になると思います。
まずは12個の接頭辞をイメージできるようになれば、単語力がアップしますのでぜひ試して見てください^^
超初心者:△
初心者:○(12の接頭辞を中心に覚え、あとは辞書的に眺める)
中級者:◎(上記に加え、103の語幹も合わせて覚える)
すでに続編も出ているので、1冊目を終えた方はぜひレベルアップのためにあわせて見てみてください⭐︎
それではまた!
すず